えー、あたしは予てより一神教が戦争の大きな要因の一つになっているのではあるまいかと感じているわけでございまして、現状で仏教のような「絶対的な神を持たない」宗教を国教とする国家がどれだけあるのか存じませんが、絶対的な神を持たないところに大きな争いは起こりにくいのではあるまいか、というような感覚を持っているわけです。
勿論神ならぬ人の身のこと、たとえ絶対的な神を持たずとも諍いは起こりますし、戦争だって残念ながら絶無させることができないでおります。
個人的には明治維新の際に「皇室」という絶対的な神の概念を掲げてしまった現状の神道には賛同できませんが、明治維新以前の、それこそ八百万の神がいまします古代神道のありようについては、これはこれでありなんじゃないかという感覚を持っております。
そして、世界のメジャーな宗教の中で、代表的な一神教であるキリスト教とイスラム教、そしてユダヤ教の3つが同じ起源を持っていることを知ったことで、あたしの中でますます一神教への批判的な見方が培われていった、というような感があるわけです。
そんなわけで、些か旧聞でもあり、既に当事者の小沢一郎・民主党幹事長は発言を陳謝してもおりますが、あたし自身はこの段の小沢幹事長の「キリスト教やイスラム教は排他的で独善的な面がある」という趣旨の発言に賛同する部分が大きい、ということをあえて提示しておきたい次第。
でも、教典の本質に戻っていくと、どちらの宗教においても「汝の隣人(=宗教を異にする人)を愛せよ」的なことが取り込まれているのであって、そこは誤解の無いようにきちんとフォローしておかなくてはいかんですわね。
♪ 左岸 LEFT BANK / 高橋幸宏




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