えー昨今の政治において、「政治とカネ」や「国家安全保障」の問題と並んで百家争鳴の様相を呈しているテーマのひとつに「定住外国人に( すべての外国人に対して、ではないことに注意が必要)対して地方自治体レベルの(同様に、国政レベルを含んでいないことに注意が必要)選挙権を(しつこくなりますが、被選挙権ではないことに注意が必要)与えるかどうか」というものがあり、ネット世論を見ていると感情的な反対論が渦巻いているように思えるわけですが、あたしの見解を端的に言いますと、被選挙権は兎も角、定住し、日本国、あるいはその中の地方自治体に対して納税を行っている外国人に対して、国政レベルを含めて選挙権を与えるべき、ということになります。
昨今の企業経営、ガバナンス体制において社外取締役、というものを置く企業がずいぶんと増えましたが、それと同じように、外部からの視線を意識した行政運営、という観点から見たときに、日本国籍を持たぬまま定住する外国人の声、というものが一定の役割を果たしうるのではないかと考えるからです。
さて、反対派から聞こえてくる感情的な反対論の多くが、「定住外国人に参政権を与えれば日本が中国や韓国に占領されてしまう」レベルのトンデモ理論(?)なわけでして、そして、そういうことを言い出す輩に限って愛国心愛国心とやかましい現実を見て、あたしが感じるのが表題、というわけですよ。
はっきり言ってしまいますが、あたしには愛国心なんていう感情の持ち合わせは基本ありません。オリンピックやサッカー・ワールドカップ、あるいはワールド・ベースボール・クラシックといった国際的な競技会において殊更に日本国の代表ばかりを応援するようなことですらしない程度に愛国心がありませんが、これは日本に息づく文化や伝統、あるいは様々な分野で優れた才能を持って活躍する日本人を応援しないことと等価ではありません。
そして、そうした日本が積み重ねてきた営みが、たかが定住外国人に地方レベルの選挙権を与えた程度のことで崩壊するとすれば、日本とはその程度の存在でしかなく、独立国としてある価値がないと判断することになる、というそれだけのことでしかないのです。
強固な防壁を崩すのは蟻の一穴、なんていうことも確かにあるやもしれませんが、強固な防壁なんてものは得てして役に立ちません。あらゆる資源に乏しい日本国が強固な防壁を築いてそこに籠城したところで、わずか数日すら持ちこたえられない現実を冷静に直視すれば、その程度のことは容易に理解できるでしょう。
その程度のことでこの日本国が潰えてしまうとは思えませんし、今再び鎖国の道を選べば日本国に存立の道はないことが冷静に判断できるからこそ、外国人参政権について自然に賛成という結論が導かれるのです。
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